くらし情報『オリヴァー・ストーン来日 結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」』

2010年11月29日 22:20

オリヴァー・ストーン来日 結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」

前の作品が春の花開く、若きチャーリー・シーンのモラルの話で、彼がどのように成長していくかということが描かれているとすると、今回は年をとったゲッコーが、人間としてのモラルをどう考えるのかを伝える映画になっています」。

今回の映画のためにウォール街のリサーチを行ったが「前作の頃、ゲッコーは個人として投資を行っていたが、いまではそれを中央銀行がとんでもない規模で行っています。さらに悪いことに、その行為に社会的な還元は全くありません」とウォール街の現状をバッサリ。そして、本作におけるゲッコーの選択について「彼は果たして賢くなったのか?反省したのか?それとも彼の選択はエゴなのか?それは映画を観たみなさんに判断してほしい」と思わせぶりに語った。

今回新たに登場する若き投資家・ジェイコブをシャイア・ラブーフが、そして彼の婚約者でゲッコーの娘であるウィニーをキャリー・マリガンが演じている。「実際に、ウォール街ではシャイアやキャリーのような若い投資家たちに会いました。彼らはハングリーで、同時に理想主義的なところがあるんです」と分析。さらに、キャリーの演技について「彼女はイギリス人で、アメリカの発音ができるかどうかと気にしていましたが、父親に捨てられ、普通のアメリカで育った娘とは違うところを見事に表現してくれました」

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