『キック・アス』クロエ・グレース・モレッツ インタビュー 愛らしくタフな13歳の素顔
――撮影でハードだったシーンは?
もちろん同じ、お父さんのピンチのシーン。演技力、エモーショナルな部分にかかってくるので、難しかったです。あとアクション的には全部難しかったですが、特に最後の、廊下での襲撃シーン。何十人もの悪者に立ち向かっていきますが、本棚から飛び降りて、人の肩に乗って頭をぶち抜いて床に着地して…と飛んだり跳ねたり、本当に大変でした。空中で銃をつかむ瞬間がありますが、あれは本当にやらないといけなくて、すご〜く難しかったです。
――女優になったきっかけは?
5人兄弟の中の2番目のお兄ちゃん、トレバーが、元々芝居の勉強をしていて、ニューヨークにあるパフォーミング・ハイスクールに通っていて、一番下のお兄ちゃん、コリンと、家でセリフの練習をしていたのを、まだその頃は本が読めなかったので、耳で聞いてマネたりしていたんです。それで、「演劇って楽しいかも!」って思うようになって。お兄ちゃんたちも「お前、結構うまいな」って言ってくれて。
だからお母さんに「私もトレバー兄ちゃんと同じことをやりたい」と訴えたんです。ちょうど6歳の頃です。お母さんは最初「トレバー兄ちゃんも大変なのに、6歳の子にはちょっと大変な仕事かも」