オーバークロック・メモリの効果とは? キングストン「HyperX Predator」を試す (1) 簡単にオーバークロック動作が行えるキングストンメモリ
シリーズの製品だ。動作クロックは2666MHz。Intel Z87 Express構成の標準的なメモリ速度は1333MHzもしくは1600MHzなので、倍近いクロックで動作することとなる。
とはいえ、メモリアクセスタイミングもクロックの上昇とともに変化していくため、クロックが上がったからといって単純に速くなるとも限らないのが難しい点だ。一昔前であればそういったメモリクロックやアクセスタイミングを自分で設定、調整する必要があった。しかし現在はオーバークロックメモリ向け追加設定規格が策定されており、その設定を呼び出すことで簡単にオーバークロックが可能となっている。今回検証する「KHX26C11T2K2/8X」はインテルのXMPに対応しているため、マザーボードのBIOS(UEFI)画面から簡単にオーバークロックが行える。
ただし、マザーボード自体がオーバークロックに耐えられなくては、肝心のメモリも本領が発揮できない。
そこで今回は、サイコムの「G-Master Cutlass2-ITX-DQX」を検証用に使用させていただいた。水冷ユニットを搭載した小型ゲーミングPCで、省スペースながらもミドルハイクラスのGPUを備え、オーバークロックにも対応している。