オーバークロック・メモリの効果とは? キングストン「HyperX Predator」を試す (1) 簡単にオーバークロック動作が行えるキングストンメモリ
○DDR3-2666MHz動作の「KHX26C11T2K2/8X」
まずは「KHX26C11T2K2/8X」の外観をチェックしてみよう。やはり目を引くのは、大きなヒートシンク。しっかりとした重量感のある厚手の金属でメモリが挟まれており、冷却効果は高そうだ。ただしその大きさゆえに、CPUクーラーとの干渉やケース内での取り回しには注意が必要。標準のメモリの高さが30mmのところ、こちらの製品は53.9mmもの高さがある。できる限り干渉を減らしたいのであれば、簡易水冷ユニットなどを利用するとよいだろう。
●ベンチマークでオーバークロックメモリの実力を知ろう
○メモリの設定値を確認する
さっそくベンチマークを行っていきたいところだが、まずはPC内のデバイス情報を表示するソフト「CPU-Z」で、「KHX26C11T2K2/8X」と通常のDDR3-1600メモリの設定を見てみよう。まず「KHX26C11T2K2/8X」の情報を見ると、最高設定のXMP 2666MHzのほか、若干クロックを下げたXMP 2400MHz設定も用意されていることがわかる。
1333MHz動作時のメモリタイミングは、CL11-13-13-32。