2014年8月7日 13:05
ThinkPad 10に込められたエンジニアのこだわりとは - レノボ・ジャパン「ThinkPad 10」技術説明会
があるが、「ThinkPad 10」は「ThinkPad Tablet 2」と比べて0.85mmの薄型化を実現した。数字で見るとわずかに思えるが、「ThinkPad Tablet 2」の薄さが9.8mmと薄型であり、そこからさらに薄型化するには大きな工夫が必要だ。
「ThinkPad 10」は、背面のカバーを従来のプラスチックからアルミニウムに変更したほか、LCDモジュールとディスプレイ部のGorilla Glassの厚みを減らすことにより、薄型化に成功した。
筐体は薄型化してもThinkPadらしさともいうべき堅牢性は維持しなければならない。内部にノートPCでも使われるマグネシウム製のフレームを配置し、LCDやベゼルと合わせた構造とすることで強化している。ThinkPadではおなじみの過酷なトーチャーテスト(拷問テスト)ももちろんクリアしている。
また、筐体が薄型化するとUSBポートといったコネクタ部周辺にかかる力が大きく、その部分の筐体が破損してしまうことがあるそうだ。それを防ぐためにポートの上にメタルブラケットを乗せて、コネクタ部周辺を補強するなど、使いやすさにこだわっている。