くらし情報『うつ病とアルコール依存、"恐怖の関係"とは』

2014年9月26日 13:18

うつ病とアルコール依存、"恐怖の関係"とは

また、自助グループや断酒会への参加、ご家族への指導なども行われます」。

認知行動療法とは、自らの「思考の癖」を改善して、物事を多角的かつ柔軟に考えられるよう、認識を変えて行動に移していく治療法で、うつの対症療法としても活用されている。服用薬についてはどうだろうか。

「飲み薬にはシアナミドやアカンプロサートなどがあります。アルコールは体内の酵素により『アセトアルデヒド』、酢酸を経て『糖質』『中性脂肪』などに変化します。シアナミドを服用すると、アセトアルデヒドの段階で代謝を止めることにより、『二日酔いで飲酒はこりごり』という状態になります。アカンプロサートは、興奮作用をもつ神経伝達物質である『グルタミン酸』を抑えることによって、アルコールを欲しないようになります」。

○食前酒1杯の飲酒は健康に良い?

「百薬の長」とも「百毒の長」とも称されるアルコールに、私たちはどのように向き合ったらよいのだろうか。


「医療現場では、日本酒に換算して一日3合以上飲む人を『常習飲酒家』、5合以上飲む人を『大酒家』といいます。一日に3合までなら肝障害をきたさないという研究結果があり、『食前酒1杯程度の日々の飲酒は健康に良い』という研究者もいます。

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