くらし情報『LACが自社へのサイバー攻撃の侵入手法・対策を継続的に公開へ』

2014年9月30日 10:23

LACが自社へのサイバー攻撃の侵入手法・対策を継続的に公開へ

LACが自社へのサイバー攻撃の侵入手法・対策を継続的に公開へ
ラックが9月29日に、自社へのサイバー攻撃・ウイルスの侵入状況を「脅威分析情報」として公開すると発表した。企業では隠されることが多いサイバー攻撃の被害状況・ウイルスの侵入ルートを、積極的に公開する新しい試みだ。

会見では、まず緊急情報として、GNU Bashの脆弱性(Shell Shock)をとりあげた。ラック取締役最高技術責任者の西本逸郎氏は「GNU Bashの脆弱性は、最高ランクの脅威度。Linuxの基本システムで利用されているシェルであり、ほぼすべてのディストリビューションが影響を受ける。サーバーはもちろんのこと、組み込み機器、ルーターなどにも組み込まれている可能性があるので注意が必要だ」と述べた。

世界的に問題になっているGNU Bashの脆弱性だが、ラックの監視センター・JSOCでも「26日の時点で、この脆弱性を狙った複数件の攻撃を確認している。Webサーバーの乗っ取りを試そうとして失敗した痕跡がある」とのこと。
西本氏は「今後、攻撃が増加すると予測される。深刻な自体につながる可能性があるので、可能な限り広い範囲に対策の必要性を伝えてほしい」と注意を促した。

GNU Bashuの脆弱性についての注意喚起は、IPAが最新の情報を「更新:bash の脆弱性対策について(CVE-2014-6271 等)」

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