2014年9月30日 12:30
FileMaker Pro/FileMaker Go 超活用! (1) レイアウト時間を短縮するためのテクニック
○はじめに
「FileMaker Pro 13」ではデザイン機能が強化され、洗練されたデータベースを簡単に短時間で作成することができるようになりました。また、iOS独自のインタフェースに特化した操作環境にも対応。iPad/iPhoneでの使い心地はより快適になり、楽しく魅力的なソリューションを作成できます。
本連載では3回に渡り、FileMaker Pro/FileMaker Goの新機能の中から、開発に役立つデザイン機能をテーマ別にピックアップしてご紹介いたします。
第1回目は、レイアウトする作業をスピードアップするために欠かせない、"テーマ"の機能について紹介します。
○テーマ機能について
FileMaker Pro 13は、これまでの40種類のテーマに加え、新たに11種類を追加。さらに、既存のテーマを自由にカスタマイズし、自分用のテーマを作ることも可能になりました。
テーマは、フィールド、テキスト、ボタン、背景などにレイアウトオブジェクトやパートなどを設定したものに名前を付け、「スタイル」として保存し再利用することができます。
スタイルに保存できる設定オプションには、フィールドやテキストのフォント名やフォントサイズ、色、そして枠線の角の形、またパートの背景、ポイントやフォーカスしたときに表示状態が変化するレイアウトオブジェクト、さらにFileMaker Pro 13で追加されたレイアウトオブジェクトの境界線内外の影やパディングの量などがあり、いずれもインスペクタの外観で指定します。