2014年10月3日 09:00
万年筆に潜む「インク沼」の罠とは!? - Twitterで人気の万年筆屋さんに聞いた
明るい色を万年筆に入れて軸との組み合わせを楽しむとか、初音ミクちゃんカラーにしたり自分の推しメンのカラーにしたり、自己表現できる余地があるのも、万年筆とインク沼の面白いところです。
○インクってどういう仕組み?
知れば知るほど深いインク。そもそも、どんな仕組みなのだろうか。
西本さん:
3つ代表的な入れ方があります。1つが、カートリッジインク。使い切りのインクですね。カートリッジをぐっと入れて、すぐに使うことができます。
2つ目は、コンバーターというものです。
ボトルからインクを吸い上げる時に使う部品ですね。ちなみにこちらは先日twitterでも反響が大きかった万年筆なんですよ。赤インクなのですが、ペン先に赤インクが染みこんで素敵でしょう。個人的にスケルトンの軸がすごく大好きで。書く楽しさもありますが、眺める楽しさというのもありますよね。
最後は吸入式。モンブラン、ペリカンは伝統的に吸入式モデルを使用していますが、最近は弊社を含む国産メーカーも採用しているモデルが増えてきています。ボトルインクの中にペン先を入れ、尾栓を回転させることでインクを吸入します。
インクで気を付けたいのは、乾き(ドライアップ)