Evernoteがワークスペースを再定義、情報共有と共同作業を促進する新機能
私たちはファイルやドキュメント、スライドなどを当たり前のように受け入れて使っているが、それらはタイプライターやキャビネット、スライドプロジェクターなどを使っていた頃に、仕事にPCをとけ込ませるために生まれたメタファーであるとCEOのPhil Libin氏は指摘した。デジタルに移行し、そうしたモノが主要なビジネスツールではなくなった今、モノを意識したメタファーはむしろプロダクティビティを損なうものになり得る。価値のある情報がキャビネットの奥に仕舞われたまま、誰にも気づかれないのが今日のスタイルではない。効率的に情報を集め、いつでも適切なタイミングで必要な情報にアクセスでき、価値のある情報を効果的に共有できてこそ、今日のプロダクティビティである。Evernoteが考えるデジタル時代のワークフローは「Write」「Collect」「Find」「Present」。そしてEvernoteは、これら4つのアクションを円滑に実行できるワークスペースになる。
新機能のコンテキストとワークチャットは、よりスムーズな情報共有と共同作業を実現する機能になる。
年内に主要なプラットフォーム(Windows、Mac、Android、iOS)のEvernoteに実装される予定だ。
コンテキストは、ユーザーがEvernoteで取り組んでいるプロジェクトに関連する情報をインテリジェントに自動表示する。ユーザーが入力または収集した情報をEvernoteが開発したアルゴリズムが解析し、過去のノートから現在のプロジェクトに関連した情報を引き出す。Evernote Businessの場合はチームで共有しているノートブックも対象になる。また社内で、その内容に関して詳しいと思われる人物をリストアップするExpertise Discoveryという機能も備える。
コンテキストは外部のソースからの関連情報も表示する。例えば、ノートに記された人物をLinkedInで検索して最新の情報をまとめてEvernote内で示す。また、オンライン媒体からも記事やデータを集めて資料として表示する。
この連携に関してEvernoteはDow Jonesとパートナーシップを締結。Evernote内からコンテキストで表示されたWall Street JournalやFactiva (Evernote Businessのみ)のコンテンツを読めるようになる (英語ユーザーから提供)。
ワークチャットはEvernoteに組み込まれるメッセージ機能である。ノートやノートブックを共有でき、ワークチャットを通じてEvernoteユーザーは考えやアイディア、資料、関連情報などを交換できる。ワークチャットを使ったリアルタイムの共同作業やコミュニケーションを促進するために、共有ノートを開いた時に同時にアクセスしているチームメンバーをそれぞれが把握できるようにする。
ワークチャットを活用すれば、メールにファイルを添付してやりとりするよりも効率的かつ直接的に作業を進められる。ワークチャットは古いメタファーの1つである「インボックス」へのユーザーの依存を軽減するソリューションになる。
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