2014年10月6日 21:16
D・フィンチャー監督の映画『ゴーン・ガール』は全編Premiere Pro CCで編集
アドビ システムズは6日、デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』が、メジャーハリウッド長編作品として初めて、全編「Premiere Pro CC」で編集されたと発表した。編集を行ったのは、これまで2度のアカデミー賞を受賞した米国映画編集者協会(ACE)のカーク・バクスター氏。
ポストプロダクション担当会社が、従来の「Final Cut Pro」からPremiere Pro CCに移行した理由は、Premiere Pro CCと「After Effects CC」との高い連携能力や、複数の編集およびVFX担当者が同時に作品の編集作業に携われる点にあったという。
また、Premiere Pro CCでは6Kファイルを再生し、リアルタイムでのVFXレビューを行うことが可能。そこで、6K対応映画の制作スケジュールの中でPremiere Proを活用し、素早く効果的な編集作業が行えるように、ストレージシステムも設計されていた。
なお、同作は、アメリカで600万冊以上を売り上げたベストセラー小説を映画化した作品で、幸福の絶頂にいるはずの夫婦をめぐるサイコロジカル・スリラー。夫のニックは監督作『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を受賞したベン・アフレック、妻のエイミーは『アウトロー』の英国女優ロザムンド・パイクが演じている。
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