2014年10月9日 18:47
冷房の基本に立ち返って快適さを追求 - ダイキン、次の夏を見すえたルームエアコン「うるさら7」2015年度モデル
設定温度到達後も温度・湿度を快適に保つ「プレミアム冷房」、外気温45度での冷房運転に対応した「高外気タフネス冷房」、睡眠中の快適さを向上させる「おやすみ運転」を新たに搭載した。11月発売ではあるものの、主に冷房運転を強化し、次の夏を見すえたモデルとなっている。
○"快適"を実現する技術
続いて、同社 空調生産本部 小型RA商品グループリーダー 主任技師 小泉淳氏が登壇して、技術面の説明を行った。まずは「プレミアム冷房」について。「プレミアム冷房」は、独自の新技術「デシクル制御」と「PIT制御」を採用している。
デシクル制御の"デシクル"とは、「desiccate(乾燥させる)」と「cool(冷やす)」を組み合わせた造語だ。従来モデルで長時間冷房運転していると、熱交換器と室温の温度差が小さくなるため、除湿がしにくくなる。しかし、2015年度モデルでは熱交換器の一部を冷やすことで、従来モデルの約5倍の除湿量を実現した。
PIT制御の"PIT"とは、Pure Inverter Technologyの略。冷媒の温度をコントロールする圧縮機を安定して運転できるようにし、室温の変動を抑制する技術だ。