理研、無汗症の原因遺伝子を発見 - 多汗症の治療への活用にも期待
の発現する遺伝子のDNA配列に変異があることが判明。その患者においては細胞外の刺激に応じてカルシウムイオンを放出する機能が完全に欠落していたという。
また、マウスを使った実験を行い、「2型IP3受容体」を欠損したマウスでは、汗腺の細胞内カルシウム量が低下し、汗の分泌量が減少することが確認された。これらの発見から、ヒトやマウスで「2型IP3受容体」が発汗に重要な機能を果たしていると結論付けられた。
同研究チームによると、今回の研究成果は無汗症だけでなく、多汗症の治療法確立にもつながることが期待されるという。
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