2014年10月22日 09:32
Xilinx、開発環境「Vivado Design Suite 2014.3」などを発表
Xilinxは、All Programmable SoC「Zynq-7000」の生産性向上が図れる開発環境「Vivado Design Suite 2014.3」、ソフトウェア開発キット(SDK)、およびエンベデッド設計手法ガイド「UltraFast」を発表した。
今回のリリースには、Vivado HLS(高位合成)、およびVivado IP Integratorの機能強化、また、性能のモニタリング機能および可視化機能というSDKにおける機能追加が含まれている。機能強化された「Vivado Design Suite 2014.3」およびSDKと「UltraFast」を組み合わせて使用することで、生産性が10倍以上に向上することが実証されているという。
具体的には、Vivado HLSの機能強化には、C言語ベースの合成結果の品質向上、およびAMBA AXI-4インタフェースの自動推論における機能強化が含まれている。これらの機能強化により、統合のための時間を短縮するとともに品質を高められる。また、Vivado HLSを使用することで、Cアルゴリズムの仕様から直接IPを生成および検証でき、RTLシミュレーションより数桁高速な、手作業でコーディングしたRTLおよび検証に匹敵する設計を短時間で実現できる。