2014年10月27日 10:21
ライオン、プライベートDMPの導入でOne to Oneマーケティング実現を目指す
オーラルケア商品「クリニカ」やハンドソープ「キレイキレイ」などを提供するライオンが、新たなデジタルマーケティング戦略の実現に向け、ロックオンのアドエビスをコアとしたプライベートDMP(Data Management Platform)を導入した。同社は10月23日、東京都・六本木にて報道陣向けの説明会を開催し、その取り組みの詳細について説明した。
○オウンドメディアと紐づくDMPを構築し、One to Oneマーケティングを目指す
同社が目指す新たなデジタルマーケティングとは、生活者の行動分析による「限りなくOne to Oneに近いコミュニケーション施策」だ。
同社で宣伝部 デジタルコミュニケーション推進室長を務める保坂政美氏は、生活者が情報を求めるための手段がテレビなどのマス媒体からインターネットの利用へシフトして検索エンジンなどで情報を求めるようになったことや、スマートフォンの普及によるデジタルコンテンツの増加とソーシャルメディアの成長を背景に、生活者と企業の関わり方が質的に変化したとする。
「生活者による検索からの流入や、ソーシャルメディア上での共感によるシェアの拡大などといったコミュニケーションの変化に対応していかねばならない」