くらし情報『三井化学、400-420nmの波長光をカット可能なメガネ向けレンズ材料を開発』

2014年10月27日 12:55

三井化学、400-420nmの波長光をカット可能なメガネ向けレンズ材料を開発

三井化学、400-420nmの波長光をカット可能なメガネ向けレンズ材料を開発
三井化学は10月27日、紫外光(10~400nm)に加え、より可視光側の400~420nmの波長光の暴露からも目の健康を守ることが可能なレンズ用材料「UV+420cut」を開発したことを発表した。

目は常に太陽光からのダメージに晒されており、波長400nmまでの紫外光(UV)で眼球が日焼けすることなどがあることから、UVから目を守ることは重要とされている。しかし、近年の研究から紫外光から紫の波長である400~420nmの短波長帯も、眼組織中で最も脆弱な網膜組織にダメージを与え、白内障や加齢黄斑変性の要因となり得ることが指摘されるようになっていた。

同波長光は、従来からサングラスでは一部がカットされていたが、一般の視力矯正メガネのレンズでは400nmまでしかカットされておらず、420nmまでカットできるレンズの開発が期待されていた。

同製品はそうしたニーズに対応できるレンズとして開発されたもので、10月より屈折率1.67、1.74のレンズ用材料から販売を開始。すでに東海光学の新製品「ルティーナ」に活用されているという。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.