2014年10月31日 16:00
脱社畜的「会社の歩き方」 (19) 「責任感」というマジックワードに騙されるな
「自分が休んでしまったら、仕事がまわらなくなってしまう」と思ってしまうのです。
これも、必要以上に責任を背負いすぎてしまっています。仮に、誰か1人が休んだぐらいで仕事がまわらなくなってしまうとしたら、それは休んだ人が悪いというよりも、そのような人員配置や組織づくりを行った経営者や上司の責任です。繁忙期があって一時的に休めない時期が出てくるというのであればともかく、仕事がまわらなくなることに責任を感じて一年中休むことができないというのであれば、それは責任の背負いすぎです。会社が果たすべき責任を果たしていないという問題を、個人の責任に還元してしまうと、状況は一向に改善しません。
○背負い込む責任には必ず一線を設ける
「社畜」のような働き方に陥ってしまっている人の中には、責任感が強すぎるという人が多くいます。責任感が強いことは普通は長所ですが、必要以上に責任を背負うことを強要される日本の会社では弱点にもなりえます。
背負い込む責任には必ず一線を設け、会社が背負うべき責任まで個人で背負ってしまわないように気をつけましょう。
それが結果的に、自分を守ることにつながります。
日野瑛太郎
ブロガー、ソフトウェアエンジニア。