2014年11月9日 09:00
スバル新型レガシィ「アウトバック」「B4」に絞って販売するねらいとは?
富士重工業がこのほど発売した、6代目となるスバル新型「レガシィ」。先代モデルまで設定されていたツーリングワゴンがなくなり、クロスオーバーSUVの「レガシィ アウトバック」、セダンの「レガシィ B4」というラインナップとなった。
「レガシィ ツーリングワゴン」の実質的な後継モデルである「レヴォーグ」をはじめ、「WRX STI」「WRX S4」などがラインナップに加わる中、国内において「レガシィ」のブランド名を残し、アウトバック / B4の2タイプに絞って販売するねらいとは? スバルの販売戦略について、富士重工業スバルグローバルマーケティング本部商品グループ主査、松本博桂氏に聞いた。
○「レガシィ」ブランド知名度の高い50代前後が主要ターゲットに
--6代目となる新型「レガシィ」では、ツーリングワゴンの設定がなくなりました。その理由について教えてください。
松本氏 これまで、「レガシィ」は3種類のボディタイプで幅広いレンジをカバーしてきました。しかし、新たに「レヴォーグ」や「WRX S4」といった車種がラインナップされたことで、「レガシィ」が必ずしもすべてのフォーメーションを埋める必要がなくなってきたわけです。