2014年11月11日 19:31
これからは"美味しいトクホ"の時代 - サントリーの新たな挑戦
2013年に発売された「伊右衛門 特茶」についても「脂肪対策系」に当てはまり、脂肪対策を期待する消費者の間で人気を博している。
そんな中、同製品が他のトクホ茶系飲料と違うのは、“脂肪の分解”に着目した商品であること。大半の商品が食事中の脂肪の摂取の抑制を謳っているのに対し、すでに身体に付いてしまった脂肪の分解を促進することを目的としたもので、これはトクホ飲料でも初の商品となる。
特茶の特徴である脂肪の分解を促進する効果を謳うにあたり、トクホ飲料として認められた成分は“ケルセチン配糖体”と呼ばれる植物由来の成分。たまねぎなどの野菜に多く含まれるポリフェノールの一種で、この成分が、脂肪分解酵素を活性化させる働きがあることが実証されている。同製品にはこの成分が110mg含まれ、1日1本継続的に飲むことで8週間目から体脂肪の低減効果が現われることが消費者庁によって認められているという(※ケルセチン配合体を含まない緑茶飲料との比較)。
○トクホ飲料×伊右衛門ブランド
新関氏によると、同商品の製品化にあたっては、基礎研究も含めて約7年の年月が費やされたのだという。サントリーグループには健康食品などを扱う、サントリーウエルネスというグループ企業もあり、基礎研究においてはグループの横のつながりも大いに生かされているとのことだ。