2014年11月16日 08:00
東海道新幹線開業50周年、昭和の時代を駆け抜けた車両0系など振り返る
1964年に東京~新大阪間が開業した東海道新幹線は、2014年をもって満50周年を迎えた。10月1日に東京駅で行われた記念イベントも記憶に新しい。
その昔、「時速250キロ」と歌われる新幹線の歌があったが、1964年の開業当初はもっと遅く、最高速度は時速200kmだったという。長らく続いた時速210kmでの運転はその翌年、1965年からのことで、歌にある「時速250キロ」を凌駕するのは1992年の「のぞみ」登場まで待たなければならない。
1964年といえば、新幹線開業もさることながら、東京オリンピックも大きなニュースとなった。50年前の東京オリンピックは10月10日に開幕し、10月24日まで開催。同年10月1日に開業した東海道新幹線は、オリンピックに辛うじて間に合ったことになる。新幹線開業・東京オリンピック開催を迎えた1964年を境に、東京は世界の主要都市と肩を並べる都市として成長することになる。
○国鉄時代、20年以上にわたり製造された0系
昭和の時代、新幹線を代表する電車として活躍したのが0系。高度経済成長期を代表する意匠として人々の目に映り、さらに高速なN700系が主流となった現在でもなお、「新幹線といえば0系」