くらし情報『『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』ロケ地巡り in ニュージーランド (4) ファンタジーの世界を実現したCGの力「現実以上、想像の世界を表現できる」』

2014年11月17日 12:00

『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』ロケ地巡り in ニュージーランド (4) ファンタジーの世界を実現したCGの力「現実以上、想像の世界を表現できる」

また、『ロード・オブ・ザ・リング』の時は、モーションキャプチャの撮影にはまぶしいライトが必要で、特定の場所でしか撮影できず、ほかの俳優と一緒に演技することはできなかった。ところが、『ホビット』では、技術の進歩により一緒に撮影することが可能になり、演技にリアルさが加わった。なお、顔の細かい部分を調整するために、『ホビット』でもキーフレーム・アニメーションは使用。手を加えることで「より俳優の演技が生きる」とエイトキン氏は語る。

『ロード・オブ・ザ・リング』のために作られた技術もある。闇の勢力のオークやウルク=ハイなど、大量に登場するキャラクターのために、同じキャラクターを大量生産させるソフトを作り上げた。大量生産といっても、一人一人違った動きをすることができ、完成した映像を見ても、一人一人作っているようにしか見えない。

そして、すべて現地で撮影しているように見えるが、現地撮影ではなく、あとから背景を組み合わせているシーンが多いそう。
また、レゴラスが川で樽に乗りながら弓を放つような実際に演技できない場面は、それ以外を撮影し、あとからCGでその部分を加えるという。レゴラスの場面では、CGで作ったレゴラスの下半身と、スタジオで撮影した上半身を組み合わせて完成させている。

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