2014年11月17日 12:00
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』ロケ地巡り in ニュージーランド (4) ファンタジーの世界を実現したCGの力「現実以上、想像の世界を表現できる」
もちろん、CGと実写の境目は、完成した映像を見てもわからない。
今年12月に公開を控える最終章『ホビット 決戦のゆくえ』についても語ってくれた。「火、戦闘シーンの映像はさらに進化している。より複雑な映像になり、スケールも大きくなって、見ている人がその中に入っているような感覚になれる」と言い、「ライティングの技術もまったく新しくなり、よりリアルな光を表現することができるようになった」と明かす。
「映画は、現実以上のものが必要になる。写真をデジタルに変更することで、想像の世界を表現することができる」と、CGの持つ力を語るエイトキン氏。「100%CGといっても、ニュージーランドの環境がなければ生まれない。景色があって、それを生かすためにCGがある」。
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のファンタジーの世界は、ニュージーランドの雄大な景色と、WETAが誇るCGの技術が合わさって生まれた世界なのだ。『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』では、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻すために、ホビット族のビルボがドワーフ族たちと共に繰り広げてきた冒険が、いよいよ感動のラストを迎える。