2014年11月17日 12:00
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』ロケ地巡り in ニュージーランド (4) ファンタジーの世界を実現したCGの力「現実以上、想像の世界を表現できる」
米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズが、今年12月13日公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で感動のラストを迎える。大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いた物語であり、本作をもって13年の歴史に幕を閉じる。完結編の公開を前に、映画の舞台"中つ国"のロケ地・ニュージーランドを訪問。第4回は、同シリーズでVFX(ビジュアル・エフェクト)スーパーバイザーを務める「WETAデジタル」のマット・エイトキン氏に、どのように映像が作られているのか、また、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』での技術の違いなどをインタビューした。
ニュージーランドの首都・ウェリントンにある「WETAワークショップ」と「WETAデジタル」は、ピーター・ジャクソン監督らによって設立された制作会社。これまで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ホビット』シリーズのほか、『キング・コング』『アバター』『ナルニア国物語』などを手がけてきた。マット・エイトキン氏は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと『ホビット』シリーズの全作品に、VFXスーパーバイザーとして関わっている。