くらし情報『ボーイングが東レと777Xでも契約 - 777Xの主要部位75%以上の素材調達達成へ』

2014年11月17日 15:33

ボーイングが東レと777Xでも契約 - 777Xの主要部位75%以上の素材調達達成へ

ボーイングが東レと777Xでも契約 - 777Xの主要部位75%以上の素材調達達成へ
ボーイングと東レは11月17日、現在両社で締結している787ドリームライナー向け炭素繊維の供給契約を777Xの主翼にも適用することで合意し、両社で覚書を交わしたことを発表した。

○主翼はエバレットにて製造

今回の合意により、現契約が2015年から長期にわたって延長されるとともに、東レによるボーイングへの供給量は大幅に増加する。777Xの翼幅は71.1m(235.4フィート)で、現在の777-300ER型機よりも6.95m(22.8フィート)延長する。先端に取り付けたウイングチップと合わせてこの主翼は、運航中には効率性を高めて燃料消費量を大幅に削減し、地上では搭乗ゲートへの適応柔軟性をもたらす。

なお、777Xの主翼はワシントン州エバレットのボーイング工場にて製造する予定。今回の合意により、777Xの主要構造部位に使われる75%以上の素材の調達計画が達成されたことになる。

また、ボーイングと東レは、航空宇宙用途における炭素繊維複合材料適用の拡張に向けた取り組みを共同で実施することでも合意し、製造システム全体での複合材の使用比率増加や、金属と競合できるコスト構造などに関する研究を進めるという。

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