くらし情報『SC14 - NVIDIAが最上位の科学技術計算用GPU「Tesla K80」を発表』

2014年11月18日 11:15

SC14 - NVIDIAが最上位の科学技術計算用GPU「Tesla K80」を発表

従来のK40はGK110Bチップを1個使用しているが、K80はGK210という新GPUチップを2個使用している。従って、1.75倍の演算性能といっても、GPUチップあたりの性能ではGK210は0.83倍程度の性能である。

GK210は新規のGPUチップで、レジスタファイルの容量とシェアードメモリの容量がGK110Bと比較して2倍になっているという。従来は、レジスタ数やシェアードメモリの使用量の制約でコンカレントに実行するスレッド数が抑えられていたケースでも、これらのリソースが増えたことにより多くのスレッドをコンカレントに動かすことができ、リコンパイルなしに性能があがるケースが出てくるという。

K40の2倍のGPUチップと2倍のGDDR5メモリを搭載しているので、消費電力が気になるところであるが、K40の235Wに対して、K80の消費電力は300Wとなっており、2倍ではなく、28%の増加に収まっている。このため、K80を普通のサーバに内蔵して、空冷で使うことができるという。K40のベースクロック動作時の性能が1.43TFlopsであるのに対して、K80のベースクロック時の性能は1.87TFlopsであり、これはGK210 1チップでは0.935TFlopsとK40のGK110Bよりもかなり低くなっている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.