2014年11月18日 15:17
新・OS X ハッキング! (128) 「lsappinfo」で知るCoreApplicationServices
UNIX流のアプローチとしては「ps」コマンドがあるが、情報量としてはアクティビティモニタのほうが断然多い。
しかし、アクティビティモニタには「Aquaデスクトップにおいてどのような状態か」という視点がない。実行ファイルの在りかも「開いているファイルとポート」画面から推定するしかないし、起動からの経過時間もわからない。
lsappinfoコマンドは、Aquaデスクトップを統括管理する「CoreApplicationServices」のフロントエンドとしての役割を果たす。問い合わせて起動中のアプリケーションに関する情報を引き出すことにくわえ、アプリケーションの起動そのものも指示できる。用意されているオプションを使えば、起動直後にウインドウを隠すなど、通常の手順(Finderでダブルクリック)では対応しない形式でアプリケーションを起動することも可能だ。
○「lsappinfo」の使いかた
lsappinfoコマンドの基本形は、コマンド名に続けて必要であればオプション、そのあとに内部コマンドそして引数、というスタイルだ。オプション/内部コマンドの数はそれほど多くはないが、機能のスイッチなど認識可能な情報が膨大なうえアプリケーションごとの個別性が高く、一般化して説明することが難しい。