2014年11月21日 09:49
ボージョレ・ヌーヴォー、2014年は「完璧なバランス」
とこれ以上ポジティブな言葉はないほどの賛辞を並べ、2年連続で輸出量が落ち込んでいるというヌーヴォーの市場もこの2014年のヴィンテージで回復できるだろうと自信を見せた。
○2014年のお味は?
というわけで、今年のヌーヴォーをテイスティング。会場に並べられた86種類のワインすべてを試飲するのは無理だったが、色調は極めて濃い。ダークパープルで、グラスに注いだら向こう側が見えないほど。ほとんどのワインがこの色調だった。
香りと味わいは造り手によってまちまち。傾向としては、ボージョレのほうが通常ヌーヴォーで表現されるイチゴやラズベリーといった赤い果実を連想させるものが多く、色とのギャップがある。味わいに関してはタンニンをそれほど感じずフルーティー。
一方ボージョレ・ヴィラージュは、ブラックベリーや煮詰めたチェリーのような黒い果実系の香りが目立った。タンニンはあるが、いたって滑らかでふくよかなボディの印象。いずれも果実味の凝縮感がすごい。確かに、2014年は期待が持てるかもしれない。
ともあれ、我々にとっては年に一度のお祭りである。ヌーヴォーというこの時期ならではのツールを使って、仲間が集い、おいしいものを食べたり楽しくおしゃべりをしたりすればいいのである。今年も大地の恵みに乾杯!
『ACMA:GAME』照朝(間宮祥太朗)に罠が待ち受ける 姿消した初(田中樹)の行き先は【次週あらすじ】