2014年11月27日 13:16
ソーシャル時代に求められる経営哲学とは - 慶應義塾大学理事インタビュー
が重要になってきているという。
統制が必要とされていた時代は、大きな生産設備を動かしたり、多くの人々が一緒に働くという状況から、人や物を統制・管理する仕組みが必要で、20世紀型大量消費社会にとっては無くてはならない考え方だったと國領氏は分析。
ただ、現在ではオートメーション化が進んでおり、あらゆるノウハウが共有され、付加価値が高くない大量生産品の製造拠点は新興国に移っている。こうした状況は、付加価値の高い商品やサービスを継続的に生み出す能力・創造性が私達に求められる状況に変わりつつあるという証でもあるようだ。
國領氏はこうした現状から、「人々の持つ様々な能力・特徴・創造性を上手に引き出していくことが重要」と説く。これは、新たな人とのつながりや企業連携などで常に組織へ刺激を与え、そこから生まれてきたアイデアを企業の価値に変えていくべきだという。
そのためには、多様な主体が言葉や考え方、価値観を共有しながら、共通の課題に取り組める共通基盤が必要としている。
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