くらし情報『今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (2) 「つながるだけのSDN」に残る課題』

2014年12月2日 10:36

今さら聞けない「ロードバランサとSDNの切っても切れない関係」 (2) 「つながるだけのSDN」に残る課題

「24時間365日のサービス提供が必要なので、ダウンタイムなく機能拡張できる必要がある」「最大で秒間1万人が利用できる性能が必要だ」といった、アプリケーションが業務要件を満たすためのリクエストを発行すればいい。そのリクエストを実現するためのITリソースの調達と設定、例えば仮想サーバの立ち上げや設定、ストレージ領域の確保、ネットワークの構成といったインフラの作業は、すべてソフトウェアを介してシステムが自動的に実行してくれる。

ちなみに、こうしたリクエストを受け付け、ITインフラ全体のリソース制御や管理を行うソフトウェアは、「オーケストレータ」や「クラウドOS」と呼ばれている。オープンソースの「OpenStack Heat」や「AWS CloudFormation」、「VMware vCenter Orchestrator」などといった製品がこれに該当する。SDNはオーケストレータが管理するネットワーク領域に位置しており、オーケストレータからSDNコントローラ(ネットワーク全体を見渡し、集中管理して制御するソフトウェア)がリクエストを受けて、ネットワークリソースの各種制御や管理を実行する。

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