2014年12月3日 10:00
皮膚科医が伝授する、手荒れになりやすい人と手軽な手荒れ対策まとめ
○ゴム手袋で簡単に予防
それでは、どのように手荒れ対策をすればいいのだろうか。服部院長は「手荒れの原因によって対策は異なりますが、手荒れは何らかの外的刺激によって起こることが多いので、刺激を予防・低減することが第一です」と話す。
まず、効果的なアイテムとしてハンドクリームが期待できる。
「ハンドクリームなどで皮脂を人工的に補うことで、肌の水分蒸散を阻止できます。一般にハンドクリームと呼ばれる製品は、1個数百円程度の手軽なものから、薬効成分が配合された『医薬部外品』、薬局でしか販売できない『医薬品』など、さまざまなものが存在しています。中には美白効果が期待できる物までありますので、目的に応じて選ぶこともできます」。
家庭でできる簡単な対策として、家事の際にゴム手袋を着用することもお勧めだという。「例えば、台所用洗剤は油脂を除去する効果が高いことは有名ですが、手指の皮脂も取り去ってしまう」ため、手や指先を保護する観点から有効だと服部院長は解説する。
また、冷たい水を使った長時間の家事が手肌に良くないことは想像がつくだろうが、「お湯なら大丈夫! 」というわけにはいかないとのこと。水にしろお湯にしろ、水場周りで作業をしたらしっかりとケアをしよう。