2014年12月3日 12:00
オラクル、インメモリ技術搭載の高速分析専用マシン「Exalytics」の最新版
日本オラクルは12月2日、高速分析専用マシンの最新版「Oracle Exalytics In-Memory Machine X4-4」の国内提供を開始した。同製品は、ビジネス・インテリジェンス・ソフト、インメモリ分析ソフト、ハードウェアを最適化したもの。
執行役員 BI/EPM事業統括 伊藤健治氏は冒頭に、同社が高速分析専用マシン「Exalytics」を提供する理由を説明した。
伊藤氏によると、日本では、情報分析システムを評価する際、ユーザー・インタフェースにフォーカスが絞られがちだが、実際には、データマートの乱立、パフォーマンス・チューニング、データの整合性など、さまざまな要素に目を向けなければならないという。
同社は情報分析システムを「情報蓄積基盤」「情報活用基盤」「定型レポート/探索・解析/経営・事業計画」という3つのレイヤーでとらえており、情報活用基盤がROIの最大化とTCO削減のかなめとしている。
この情報活用基盤を担う製品として、伊藤氏は「Exalytics」の重要性を訴えた。さらに、企業においてプロセス統合を目的に導入されているERPは限界に来ている今、情報活用基盤によって企業全体の情報を統合する必要があると指摘した。