2014年12月4日 20:21
従来製品の2倍のスループット「WatchGuard Firebox M400/M500」
同製品は、従来モデルであるXTM 525やXTM 535/545と比較して約2倍のスループットとなる8.0Gbpsの性能を持つ。この性能向上は、第4世代インテルコアプロセッサの採用と、それに最適化されたOSの最新版「WatchGuard Fireware 11.9.4」によるものだ。
特に暗号化通信のインスペクションやHTTPSの暗号化では「Intel QuickAssist Technology」を活用。これまではソフトウェアによる暗号化処理やインスペクションを行っていたが、ハードウェアでこれらの処理が行えるようになったため、大幅な処理速度の向上に繋がったという。
なぜ暗号化処理が重要なのか。
実は、2013年に起きた「スノーデン事件」が背景にあると堀江氏は語る。
「NSAに在籍していたエドワード・スノーデン氏が『Dropboxのデータは政府が簡単に見られるし、GoogleやFacebookも通信を暗号化していない』と語ったことから、それら企業は急いでトラフィック暗号化に務めた。これは一般ユーザーにとって、データが守られるため喜ばしいこと」(堀江氏)
ただしその一方でIT管理者にとって、暗号化されたトラフィックは"敵"となる。