格安SIMでテザリングはアリ? モバイルルータどっちが"お得"か考えた
いずれも、まだまだ使い勝手のよいサービスとは言いづらい。
その2:使いすぎると通信速度が制限される
先に触れたように、あらかじめ設定されている通信容量を超えると通信速度が制限されてしまう点も注意したい。格安SIMサービスの多くは、速度制限が設けられており、超過すると最大200kbpsなど低速な環境になってしまう。
その3:追加料金を支払うと結局高額になる
最後は、「追加料金を支払うと結局、高額な利用料を支払うことになる」ということだ。通信容量を使い切り、100MBあたり300円など追加料金を支払い続けていると、結局は高額な利用料を支払うことになりがちだ。加えて、大手キャリアようにスマホとの間でデータの通信容量をシェアできない点にも触れておきたい。使い方によっては、容量が余ってしまう(=お金が無駄になる)、ということも充分に考えられる。
これらの問題点に加えて「MVNOが提供する格安SIMカードが挿せるモバイル端末がまだそれほど普及していない」ということにも触れておきたい。
格安SIMカードに対応したスマートフォンの数はまだ少ない。タブレット端末に至っては、SIMカードスロットを搭載していない製品も数多く存在しているのが現状だ。