AutoCAD LT互換ソフトでコスト削減。導入ライセンス45万を誇る「ZWCAD+」の実力
○上手に互換ソフトウェアを活用してコストダウンを実現
業界をリードする高機能のCADソフトウェアであるAutoCAD。最新バージョンである2015では、生産性を向上させるため
の新機能がいくつも追加されている。「勿論、それらの新機能が役立つ場面もあるでしょう。しかし、それらの機能を必要と
しないユーザーが数多く存在するのも事実です」(石田氏)。その具体的な例として石田氏は、とある土地取引コンサルティング企業の事例を挙げた。
その企業では、クライアントとのデータ互換のために営業部門にもAutoCADを導入していた。そのお陰で、営業自身が図面ファ
イルを閲覧・印刷することが可能となり、クライアントとのコミュニケーションがスムーズに進むようになった。その反面、ライセンス数が増えたことによる保守サポートのコスト増が大きな負担となっていた。
だが本来、設計業務がほとんどない営業部門にまで、最新の機能を持つソフトウェアを導入する必要はないはず。そこで、その企業では営業部門のCADソフトウェアを「ZWCAD+」に変更し、保守サポート費の大幅なコストダウンを実現した。このように近年では、役割に応じてAutoCADと互換ソフトウェアを使い分けコストダウンを計るケースが増えている。