年間売上高20億ドル規模の新半導体企業が誕生 - CypressとSpansionが経営統合に関する説明会を開催
ただし例外があり、自動車向けおよび高信頼性製品の分野に関しては、引き続きSpansionブランドを使い続けるとしている。特にいくつかの認証を取得した製品に関しては、その認証の関係もありSpansionのブランドを使い続ける事は必須らしい。また、明言はされなかったが、Spansionが現在日本に持つ品質管理センターを生かして品質の底上げをしたいとしているあたり、将来的にはCypressの製品ラインのうち、自動車向けのものはSpansionブランドで販売される可能性もある。
次に生産に関してであるが、少なくとも今は生産拠点を統合したりする考えはまったくないとの話だった。これも冷静に考えれば当然で、Spansionの方はFab Liteの戦略を取っており、主要な製品は全部外部委託となっている。Cypressは逆にミネソタに65nm~350nmのFabを持っており、主要な製品は全部ここで製造されているほか、Foundry Serviceも提供しているが、Spansionの製品ラインの中でCypressのFabを利用できそうなものはあまり見当たらない。Kispert氏は「我々は富士通セミコンダクター(FSL)