LINEスタンプで人気の「ざっくぅ」に見る愛される企業キャラの作り方
――キャラクターは一般的に1体であることが多いかと思うのですが、スタンプの絵柄を拝見した限りでは、ざっくぅの場合は「同じ生物の群れ」といった感じのユニークさがありますね。
曽山さん:
はい、群れるのが特性なんです。ざっくぅは「もののけ」なので、増えたり減ったりします。
西山さん:
イメージとしては、アニメなんかに出てくる"ワサワサ"集まるキャラクターみたいな感じですね。
曽山さん:
基本的に「インターネットを使う環境を見守っている」というのがキャラクターの役割で、家の中にいるという設定です。また、「心がキレイでないと見えない」という設定になっていますので、子どもとおじいちゃん・おばあちゃんにしか見えないことになっています(笑) ですので、テレビCMでは子どもと一緒に出てくるような構成にしています。――ざっくぅはポーズのバリエーションがほかのキャラクターより多い印象ですが、ラフは全部で何案ほど制作されたのでしょうか?
西山さん:
まずは私たちのほう「こんなポーズが欲しい」というアイデアを出して、それをもとに図案をおこしてもらいます。最終的に100案ぐらい出たと思います。