くらし情報『民間月面探査チーム「ハクト」が走行試験を公開、縦孔探査のデモも』

2014年12月24日 12:30

民間月面探査チーム「ハクト」が走行試験を公開、縦孔探査のデモも

日本の月探査機「かぐや」が発見した縦孔に行き、そこからTetrisを降ろして、内部の様子を見ようというのだ。もちろん世界初のことで、吉田教授も「月のサイエンスに大きな貢献ができる」と意気込む。

デュアルローバーシステムでは、MoonrakerとTetrisをテザーで連結。Tetris側のウインチを使って、テザーを出したり巻いたりする仕組みだ。今回の実験では、連結した状態での走行と、崖の下にTetrisを降ろすデモンストレーションが行われた。なお、この縦孔探査はGLXPの競技とは無関係で、ハクトのオリジナルミッションとなる。

また縦孔探査以外でも、デュアルローバーシステムにはさまざまなメリットがある。例えば走行中、障害物があったときに、Tetrisを動かして別の角度から様子を見るような使い方が考えられる。
テザーを切断できるようにしておけば、万が一、Moonrakerが走行不能になったとしても、Tetrisが走行を続けるということも可能だ。ランナーが2人いるようなもので、競走で有利になるのは間違いない。

今回、実験に使われたのはプレフライトモデル(PFM)であり、この結果を反映させて、今後、実際に月面へ行くフライトモデル(FM)

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