くらし情報『KDDIとソフトバンクが手を組んだ!? 携帯キャリアのコミケ電波対策事情』

2014年12月29日 08:45

KDDIとソフトバンクが手を組んだ!? 携帯キャリアのコミケ電波対策事情

こうした事情から、Wi-Fiに一旦トラフィックを集約し、多くの周波数帯に対応しているWi-Fiアクセスポイントのバックホール回線で周波数帯の利用状況を見ながら、あまり混んでいない帯域にオフロードすることで、ユーザーが快適に利用できる通信環境を提供するわけだ。

○朝7時から人間Wi-Fi隊が出動

コミケ対策の朝は早い。KDDIの人間Wi-Fi隊は朝の6時30分過ぎ、東京ビッグサイト近くに集合。7時頃からWi-Fi隊がトラフィック対策に走りだす。

なぜこれほどまでに朝早くから対策を行うのか。コミケは事前の徹夜待機が禁止されており、始発や近隣のホテルに泊まって10時の開場に備える来場者が多い。しかし、3日間で60万人が来場するイベントのため、早朝であってもトラフィックが相当増えるとKDDI 運用本部 ネットワークオペレーションセンター アクセスグループ 課長補佐の内藤 正儀氏は語る。

「徹夜待機が禁止されていると言っても、近隣に宿泊される方や、徹夜待機をしてしまう方々がいるため、前日の夜からトラフィックが増大しています。
ピークは、早朝から並んだお客様とゆっくり来場したお客様が一番混み合う11時~12時ですが、7時~8時にトラフィックがぐっと増える朝の待機列対策はその中でも重要です」

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