2014年12月29日 08:45
KDDIとソフトバンクが手を組んだ!? 携帯キャリアのコミケ電波対策事情
12月28日~30日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで行われている「コミックマーケット87(コミケ87)」。年に2回行われるこのイベントには、3日間で60万人近くの来場者がいると言われている。日本で一番、携帯電話のトラフィックが増えると言われているこのイベントでKDDIとソフトバンクがどのように電波対策を行っているのか、初めにKDDIの対策をご覧いただこう。
○KDDIはコスプレしつつも、"人間Wi-Fi隊"がフル稼働
コミケにおける電波対策については、コミケ85の「ついにコスプレまで! - 進撃の巨人とコラボしたKDDIのコミケ電波対策」とコミケ86「ソフトバンクは気球、KDDIはCA - 携帯キャリア、コミケ対策の裏側」でもレポートしてきた。
こうした電波対策では
携帯キャリアとして提供するWi-Fiサービスにトラフィックをオフロード(退避)させることで、混雑を解消
臨時の車載型基地局を投入することで3G、4Gのネットワーク容量を増やし、そもそも混雑させない
という対策を行う。
今回は、トラフィックをオフロードさせるKDDIの「人間Wi-Fi隊」に密着した。
○トラフィックの平準化が重要
「人間Wi-Fi隊」