くらし情報『CES 2015 - 「Beyond 4K」テレビを2015年前半にも発売? - シャープ水嶋繁光副社長に訊く4Kのさらに先の世界』

2015年1月7日 16:09

CES 2015 - 「Beyond 4K」テレビを2015年前半にも発売? - シャープ水嶋繁光副社長に訊く4Kのさらに先の世界

水嶋「カーブドテレビに価値を見いだせるのか、という点で、私には疑問がある。技術的に曲げることはできるが、価値につながらないものをやる必要はないと考えている。他社がやるから、うちもやるではなく、テレビメーカーとしては価値はなにかという点をしっかりと見極めなくてはならない。実際、売れているという話はきかない。私の知る限り、シャープにおいては、カーブドテレビの製品化の計画はいまのところはない」

―― 量子ドットに対しては、シャープとしてどう取り組むのか。

水嶋「量子ドットの蛍光体は市販されており、今年からテレビメーカー各社が参入してくる分野であろう。CESでも各社が展示している。量子ドットは、半導体物性とは違うエリア。
粒子の大きさを変えるだけで色が変わる。色を自由に出しやすいといったメリットがある。ただ、問題があるのも事実である。量子ドットは光学フィルム面に貼っている状況であり、コストが高いこと、水分などから劣化の影響を受けやすいこと、さらにカドニウムを含んでいる材料であるため、市場の抵抗感があることも想定される。しかし、色をキレイに出すためにはカドニウムが必要である。量子ドットもモールド樹脂に練り込むことが理想だ。

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