世界中から狙われる日本 - 2014年のサイバー攻撃の動向から考える、2015年の対策とは?
は、「ALTUS」のセキュリティを高める重要な存在です。かつては、クラウドに対してセキュリティの不安を訴える方も多かったのですが、最近では実績も広がってきたためか、そのような声も少なくなりました。
横田氏: ただサービスを導入しただけでは、あまり効果はありません。せっかく監視ログを取得していていも、日々しっかりと確認する体制ができていなければ、攻撃を受けていることすら気が付かないでしょう。
森田氏: 外からの攻撃だけではなく、内部からの漏洩にも対処するためには、監視体制とルール作りは大切です。ただ、このことはセキュリティ担当の皆さんもとっくにご存知かと思います。でも、それを訴えてもなかなか経営層には伝わらない、そこがつらいところです。
○まず可視化から、そうすれば現在の状況が一目瞭然に
横田氏: 森田さんがおっしゃる通り、悩んでいるセキュリティ担当の方が非常に多いです。
「セキュリティの必要性を訴えても、なかなか会社に理解してもらえない」にも関わらず、「何か問題が起きたら責任を取らされてしまう」、本当に損な役回りです。でも実際にどれだけ攻撃を受けているか可視化できたら、どんなに楽観的な経営者の方でも恐ろしさを感じるはずです。