2015年1月14日 09:50
サラリーマンが知っておきたいマネーテクニック (21) 「ふるさと納税」が拡充! 寄附の上限額が2倍になる!?
たとえば、北海道紋別市のズワイガニや毛ガニ、愛媛県宇和島市のポンカン、佐賀県玄海町の黒毛和牛肉など。魅力的な特典が多いことからメディアがさかんに取り上げ、全国の自治体の特典をさまざまな切り口で検索できるサイトも充実してきたことなどから、注目が集まっています。
今年から拡充されるポイントは2つです。
2015年の1月1日からの「ふるさと納税」で控除を受けられる上限額が2倍になる
2014年4月1日以降にサラリーマン等が「ふるさと納税」を行う場合、寄附する自治体が5か所までは確定申告をする必要がなくなる
なお、今回の制度変更は、今月下旬から開かれる国会での審議・議決を経て正式決定されます。
○給与収入500万円の人は、約68,000円の寄附までは自己負担が2,000円
「ふるさと納税」は、新規に税金を払って増税になる仕組みではありません。自分で選んだ自治体に寄附をすると、「寄附金額-2,000円」の税金を払わなくてすむ制度です。ただし、自己負担が2,000円ですむ寄附金額には収入や家族構成などによって上限が設けられています。上限額を超えた金額は自己負担になります。
たとえば、上限額5万円の方が、6万円寄附した場合、5万円までの自己負担額2,000円と上限額を超過した10,000円の合計である12,000円が自己負担額となります(寄附額6万円-上限額5万円+2千円)。