くらし情報『中田英寿氏らのモノづくり発信プロジェクト第2弾は「塗師」』

2015年1月14日 14:53

中田英寿氏らのモノづくり発信プロジェクト第2弾は「塗師」

と、伝統工芸が決して旧世代の技術ではないと話す。実は、室瀬氏は藝大サッカー部出身。中田氏は「初めてお会いしたときから、サッカーつながりで良くしてくださった。たまにサッカー談義もしますよ」と、笑顔を見せた。

○職人はいつから“職人”か?

後半には、日本の塗料メーカーのトップシェアを誇る関西ペイント 執行役員の宮武啓次氏と、板金塗装の塗装職人でベストペインターコンテスト2011で日本代表に選出された菅原健二氏が登壇。「塗るという仕事」について、トークセッションが行なわれた。

トークの中で、中田氏が「いつから“職人”と呼ばれるようになるのか」と疑問を挙げると、塗装職人の菅原氏は「先輩に追いつきたい、とがむしゃらでいるうちに、いつのまにか“職人”と呼ばれていた」と話した。続けて室瀬氏は、定義は難しいとしながらも「“作家”は名乗れるけれど、“職人”は、名乗ってなれるものではない。
周りが決めていくこと」と話し、“職人論”が熱く語られた。関西ペイントの宮武氏は「日本は四季があり、寒い地域から暑い地域までいろいろある。それに応じて、塗料を使い分ける幅広さは日本ならでは」と、「塗り」で日本が世界に誇れるポイントをアピールした。

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