2015年1月21日 13:47
「縦横無尽」な画面サイズアップで満足できる提案を - シャープ、2015年春商戦におけるテレビ販売戦略説明会
だが、高さが8cm低くなるため、画面は大きくなってもテレビが大きくなった印象が薄い。そこで、5cmだけ縦幅を高くできれば、60型の液晶テレビを導入できる点を訴求したい。そうすれば画面サイズは1.7倍になる。数字上のサイズアップだけで選ぶと、小さく感じて満足感が得られないという問題を、これによって解決できる」とする。今年の春商戦における量販店店頭では、従来の液晶テレビのサイズをPOPで示しながら、満足できるインチアップの提案を行うというわけだ。
このように、横の提案だけでなく、新たな"縦"の提案を行うことから、今年の販促施策の名称を「縦横無尽」として買い替えを促進する。
○この春商戦が今後のカギを握る
国内テレビの基本需要は年間900万台~1,000万台といわれる。地デジ移行後のテレビ需要の低迷は依然と続いているものの、その一方で、すでに底を打ったとの観測もある。
基本需要の水準に向けて、回復基調にあるのも事実だ。
「ブラウン管テレビから薄型テレビに移行することで、リアリティのある映像を実現した。同様に今度は、4Kテレビに切り替えることで、人間の眼で見た映像を再現するような立体感や臨場感を実現するとともに、ITとの融合が進むといった新たな潮流もある。