くらし情報『百年残る建築は"ザハ"、千年残るのは…? - 建築家・プロダクトデザイナーの板坂諭氏が考える「残るデザイン」』

2015年2月2日 20:52

百年残る建築は"ザハ"、千年残るのは…? - 建築家・プロダクトデザイナーの板坂諭氏が考える「残るデザイン」

と強調した。ここで言う「精神」とは、具体的には「おもてなし」を指しているとし、「使う人の気持ちになって考えることであり、UI/UXはまさにそれかもしれません」と語った。

○百年残る建築は「ザハ」、千年残るのは「伊勢神宮」

続いて、一般参加者からの質問コーナーにシフトした。「"千年残る建築"と"百年残る建築"の違いは何か?」という質問に対し板坂氏は「私が思う美しいデザインとは"自然"と"思いやり"のふたつ」だと前置きした上で、"百年残る建築"は「人間が頑張ってまねた自然のデザインで建築で言えば"ザハ・ハディド"」と回答した。一方の"千年残る建築"については「神様に対する思いが形となった"伊勢神宮"」とし、「ザハの建築は千年は残らないと思う」と述べた。ふたつ目の質問として「"進化"と"残る"はどちらが幸せか?」を取り上げ、「"進化"に興味がある」と即答。「"進化"も残っているから進化するのであって"残る"に含まれるが、どちらかを選ぶのなら"進化"です。人の体も変わっているのは進化が影響しているし、進化しつつ残るほうに興味があります」と答えた。
ただし、これは建築における考えで、プロダクトに関しては「残る」

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