2015年2月3日 10:04
注目を集めるIoTバックエンドサービスとは - Kii石塚氏が講演
だ。
「IoT BaaSというのは、IoTに向けたバックエンドサービスのことです。スマートデバイスやウェアラブル、センサー機器などのさまざまなIoTデバイスがインターネット上でつながるなかで、サービスに必要となるサーバ側の機能を提供します」(石塚氏)
IoTが一般化すると、企業や消費者はIoTを使用したサービスを日常のインフラとして利用するようになる。しかし、こうしたIoTサービスでも、デバイスやコンピューターとしての機能より、提供されるサービスの価値やユーザー体験そのものが重要なのに変わりはない。そこでポイントになるのが、BaaSを使ってサービスの開発やサービス間の連携を効率化し、サービスそのものの価値や品質を高めることだ。IoT BaaSはそうしたコンピューティング環境の変化にこたえるものなのだ。
Kiiはもともと、スマートフォン向けのモバイルバックエンドサービス(MBaaS)である「Kii Cloud」を展開する日本企業として知られていた。日本のほか、アメリカ、中国、シンガポールにサーバを持ち、モバイルアプリ開発とアプリのグローバル展開を支えてきた。
石塚氏は、モバイルとIoTでは、サービスに求められる機能や要件が共通することが多いと強調する。