2015年2月3日 19:40
ニコン「D5500」実写レビュー - 上級モデルを超える機能を持った本格的入門機
●軽量化されたカーボンモノコックボディ
○「D5300」より30g軽量化されたカーボンモノコックボディ
入門機という言葉からイメージするのは、まず上級より性能が劣る。さらに機能を省いて簡略化、それでコストダウンした買いやすいハイコスパモデル。しかし、ニコンは違う。入門機にもカメラとして必要な機能は全て搭載、上級機になかった新機能も積極的に搭載するという姿勢を貫いている。
今回、紹介する「D5500」はニコンDXフォーマット(APS-Cサイズに相当)センサー搭載機で、「D7100」と「D3300」の間を埋める役割を果たす。限りなく中級機に近い入門機と言える。私の仕事カメラが「D7000」なので、どこまで違うのかのが個人的にも気になるのだ。
○スリムでディープなグリップがいい!
まず、ボディは「D5300」で採用されたカーボンモノコックボディが継承されている。
正確に言えばカーボンファイバー入りの強化プラスチックなのだが、カッコイイので略してカーボンモノコックと呼びたい。「D5300」よりボディの厚みを減らすことで、60gの軽量化を果たし、バッテリー込みで約470gを実現。しかもバッテリー寿命は長くなっている。