2015年2月4日 15:08
IPAの今月の呼びかけ(2月) - ソフトウェアを購入させようとする警告表示への対策
[ダウンロード]をクリックすると、無償のソフトウェアのダウンロードサイトに誘導される(図3)。
この無償版ソフトウェアをインストールすると、初めてPCのスキャンが行われる。ここでも、異常があったことが表示される(図4)。
ここで[修復]をクリックすると、ソフトウェアの購入画面となる(図5)。
実際に、有償版のソフトウェアを購入しても、実際にはPCに異常があったかどうかは、不明であり、その効果についてはあてにならないこともある。それ以上に危険なことは、購入の際に、個人情報やクレジットカード番号などが入力されており、それらが悪用される可能性もあることだ。
○対処方法
ソフトウェア購入を促すための手口のタイプ2への対策方法であるが、3つのパターンがある。IPAに寄せられた相談で「エラーメッセージを見て不安になった」というものがある。
これについては、PCの状態とは無関係にメッセージを表示しているだけである。つまり、無視をし、特に対処を行う必要はない。
次に「知らない間にスキャン画面が表示されるようになったので表示を消したい」という相談である。これは、気付かずにPCをスキャンするようなソフトウェアをインストールしたことが原因と考えられる。