2015年2月5日 07:30
スマホゲームを自社開発へ - ヤフー、2014年第3四半期決算は堅調な推移
ヤフーは2月4日、2014年度第3四半期の決算説明会を開催した。売上高は前年同期比4.7%増で1075億円となり、四半期利益も6.5%増の334億円の成長を見せる一方、新たな取り組みとしてゲーム制作子会社「GameBank」を1月に設立したことを明らかにした。
第3四半期は、2013年第3四半期より開始したeコマース新戦略の影響が一巡。2Qの売上高は前年同期比2.5%増にとどまっていたが、3Qは4.7%増と改善を果たした。
○ディスプレイ広告は引き続き大幅な成長、新商品も
業績を牽引したのは広告などを手がけるマーケティングソリューション事業で、前年同期比5.6%増となる756億円だった。広告では、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)とYahoo!プレミアムDSPのディスプレイ広告が19.2%増と好調を維持。PCからスマホへの移行が進む検索連動型広告の2.1%減を補う形となった。純粋に売上規模の推移を見ると、ディスプレイ広告が占める割合は前年同期が35.3%であったのに対し、39.9%まで伸長している。
Yahoo!プレミアムDSPは、大手の広告主約180社が活用しており、サービス単体の売上高が前四半期比で60%以上の伸びを見せた。