2015年2月5日 12:41
JALが大雪時の安全運航のために日本一雪が降る空港でしていること
作業の速さで日本一とも称されている青森空港除雪隊は、一糸乱れぬフォーメーションで魅了する航空自衛隊の「ブルーインパルス」にインスピレーションを得て、2013年に「ホワイトインパルス」と命名された。
隊員は冬季運航時に臨時雇用され、普段は農業や土木に従事している人たちが多いそう。そのため、日常的にもトラックを操縦する機会が多いわけだが、作業の速さを支えているのは"連隊力"だという。滑走路や誘導路を除雪する本隊は、スノープラウやスノースイーパーなど様々な車両で構成され、計12台が隊列を組んで走行する。なお、滑走路だけの除雪などには、JAL保有のブルドーザーを出動させることもある。
他の空港勤務を経て2013年より青森空港で勤務している整備士の中村英夫さんに、青森空港での業務で感じることをうかがった。
「確かに、雪下ろしは大変です。ですが、無事に飛行機が飛び立ってくれた時にはやりがいを感じます。
新千歳などに比べるとこじんまりとした空港ではありますが、"定時性"という目標に向かってみんながチームとして機能しています。例えば、自分が担当した飛行機のディアイシングが終了したら隣の飛行機のディアイシングを手伝う、そんなチームプレイが自然とできるのが青森空港だと思います」。